7月13日(水)、都内にて株式会社八芳園と株式会社コミュニティメディアパートナーズ福岡が、パートナー提携調印式を行なった。このパートナーシップ協定には、インバウンド誘致などのために相互の連携を強化する狙いがあるという。
八芳園は婚礼事業でつちかったノウハウを活かして総合プロデュース企業として活動し、全国各地の自治体や企業のプロデュース事業も行なっている。その一環として、東京都港区のショールーム「MuSuBu」において自治体の魅力を発信するイベントも実施している。
一方のコミュニティメディアパートナーズ福岡は、福岡県最大の繁華街である天神において「コミュニティラジオ天神FM」(通称コミてん)やカフェ、イベントスペースを運営。コミてんには10年の歴史があり、九州各地の企業や自治体とタイアップしたイベントを多数展開した実績を有している。
今回の提携では八芳園のノウハウと、コミてんのコミュニティスペースとメディアコンテンツが組み合わさることになり、MuSuBuで行なっているポップアップショーケース型のビジネスモデルを福岡などの地方都市で展開するという。
福島の桃のイベントを東京、福岡、徳島で開催
取り組みの第一弾として、福島県の桃を活用したポップアップイベントを開催。期間は7月19日(水)〜7月23日(日)で東京ではMuSuBu(東京都港区白金台4-9-19)、福岡ではCOMI×TEN Cafe(福岡県福岡市中央区大名1-12-5)で開催する。
さらに8月2日(水)〜8月14日(月)には、八芳園が連携協定を結んでいる徳島県松茂町の交流拠点施設「マツシゲート」(徳島県板野郡松茂町広島字三番越10)でも開催。
イベントでは、福島の桃を使ったスムージー、桃の天ぷらなどの限定メニューが販売される。
調印式に出席した八芳園の井上義則社長は、イベントを東京、福岡、徳島で開催することに関して「横連携」というキーワードを使いながら、より広域のプロモーションが可能となって、日本のコンテンツを磨き上げられると、そのメリットを強調した。
また、福岡に関しては、東京や大阪に続いて福岡においてもMICE(国際会議や展示会、見本市などビジネスイベントの総称)が盛んになり、外国からの訪問者も増加するだろうと、福岡が持つ可能性と将来性も高く評価した。