8月2日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)で、映画『バービー』の公式SNSアカウントが原爆をモチーフにしたコラージュ画像に反応していた問題について特集。MCの南海キャンディーズ・山里亮太(46)のコメントに疑問の声が集まっている。
この問題は、映画『バービー』と、原子爆弾の開発を行った物理学者のロバート・オッペンハイマーの半生を描いた映画『オッペンハイマー』がアメリカで同日に公開したことから、アメリカで双方の画像をコラージュしたミームが流行したことが発端。SNSには、バービーの髪の毛をキノコ雲にした画像や、爆発中の背景と双方の出演者を合成させた画像などが出回っていた。
こうした画像に、映画『バービー』公式X(旧ツイッター)は「(バービーの恋人である)ケンはスタイリストですね」「忘れられない夏になりそう」などと反応。これが物議を醸し、7月31日には日本版の『バービー』公式Xが配給元の「ワーナー・ブラザース ジャパン合同会社」名義で謝罪。米ワーナー・ブラザーズ本社も謝罪の声明を出した。
一方、『バービー』公式アカウントは問題となった投稿こそ削除したものの、日本時間の2日夕方時点で謝罪投稿はアップされていない。
この問題について、山里は「これ公式が反応しなかったら、僕らこれ見ないで済んだんですかね」と、アメリカで流行していた原爆ミームを多くの日本人が見る機会がなかったのではないかと指摘。
また、「公式が反応したことで批判、『どうなってる』んだってなってしまったのかなと思うと……。これ知らないで見ないで行けた人たちも、今こうやって見てしまって嫌な気持ちになってなければいいなと思うんですけど」と話していた。
しかし、この発言にネット上からは、「公式で取り上げなかったら知らない人は見なくて済んだというのは違うんじゃない?」「作品とは全く関係のない悪ノリのコラ画像とかを公式SNSが好意的に反応してしまうというのが問題」「山里は公式にスルーすれば良かったと言ってるのか?」といったさまざまな疑問の声が集まっていた。
公式さえ反応しなければよかったとも受け取れる山里の発言。一方、ネット上からは、原爆に対する両国民の意識の違いを指摘する声も上がっている。