パナソニック株式会社は11月15日(水)に東京都内においてメディア関係者を対象に、「正しい休養で「リフ活」EXセッション〜ポストコロナの健康マネージメントとセルフケア家電〜」を開催した。パナソニックが提唱している「リフ活」に関しての解説が行なわれた他、リフ活に使えるパナソニック製品が紹介された。
リフ活の「リフ」とは「リフレッシュ」の略であり、リフ活は溜まった疲れを解消して本来の自分のパフォーマンスを取り戻すための活動のことを指している。
この日は、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹氏の講演も行なわれた。片野氏は休養を科学的に体系化した編著書『休養学基礎』を刊行し、博慈会老人病研究所の客員研究員として研究活動を精力的に行なっている、休養のスペシャリストだ。
健康づくりに欠かせない3要素として「栄養」「運動」「休養」があるが、日本では学校で休養について学ぶ機会もなく、栄養と運動に比べて休養に対するリテラシーが低いと片野氏は指摘する。
活動して活動能力が減退し疲労が溜まったら、ただ寝て休養さえすればいいと多くの人は考えがちだが、それでは充分ではないと片野氏は語る。活動能力を養うための“攻めの休養”を含んだ休養サイクルを実践しなければならないのだ。
片野氏によれば休養は、生理的な休養の「1:休息タイプ(睡眠を含む)」「2:運動タイプ」「3:栄養タイプ(食事)」、心理的な休養の「4:親交タイプ」「5:娯楽タイプ」「6:創造タイプ」、環境を変えることによる社会的な休養の「7:転換タイプ」という7種類に分類できるとのことだった。
家電を使って活力を養うリフ活を実践
この日は、リフ活に活用できるパナソニック商品も紹介された。マインドフルネスモードも搭載した「パルックLEDシーリングライト ライフコンディショニングシリーズ」、美顔器の「イオンブースト マルチEX」「バイタリフト ブラシ」、オーラルケアのための「ジェットウォッシャー ナノクレンズ」などを体験することができた。
そうした商品紹介の中で、ストレートに肉体の疲れに効果がありそうだと感じられたのが、高周波治療器「コリコランワイド」とマッサージチェア「リアルプロ」だった。
コリコランは血管に作用する高周波を発することで、肉体のコリを改善する。ピリピリとした刺激のある低周波と違って高周波は無刺激のため、長時間にわたって使用できる。コリコランワイドは服の上から1枚羽織るような感覚でウェアラブルに装着できるため、日々の習慣として仕事や家事の時間帯でも治療が可能だ。
リアルプロは、マッサージのプロの手のような動きを目指したマッサージ機。最小10ミリ幅で制御される「もみ玉」は、繊細かつ複雑に動作し、プロのマッサージ師なみの動きを生み出すことが可能だ。
マッサージチェアのユーザーは腰痛の悩みを持つ人が多いが、リアルプロは太ももの付け根まわりまで届く新フレームを採用し、お尻全体をマッサージすることで、そうした悩みにも応えるものとなっている。
前述の「休息」「運動」「栄養」「親交」「娯楽」「創造」「転換」という休養の7タイプは、自分の好みや生活スタイルなどに合わせて、自由に組み合わせてカスタマイズできる。家電などを使って、活力を養うためのリフ活を毎日の生活の中で実践することが重要だろう。