日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物をめぐる問題で、沢田康広副学長は27日、辞任を強要されたのはパワハラにあたるなどととして、林真理子理事長に1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。沢田氏側は林氏の発言や行動がパワハラにあたると主張している。

訴状などによると林氏は9月4日、沢田氏に対し、「警視庁による沢田氏への捜査が進んでいる」などと薬物事件対応の責任を取るよう伝えたが、事実とは異なる内容だったという。

また、薬物事件の対応を巡り林氏から辞任を強要されたことや合理的な理由を告げられることなく、ほぼ全ての会議への出席を禁止されたことは業務上の必要性や社会的相当性を欠いており、パワハラにあたるなどとしている。

臨時に開かれた理事会は22日、沢田氏と酒井学長に辞任を勧告。林理事長を50%減給とする案がまとめられていた。

こうした日大のドタバタぶりにネット上からは「林さんは改革を求められて抜擢されたわけだから足を引っ張ろうとする奴は内部に多いだろうね」「日大ってちょくちょくこういう問題起きますね」「沢田さんって大麻隠した人だよね?」「逆に、その訴訟がパワハラに感じる。辞任を求められている理由は分かりますよね?」「なんだかドロドロですね。学生がかわいそう」など、さまざまな意見が寄せられていた。