暗号通貨のビットコイン(BTC)は9万ドル割れで底堅く推移した。売り買いが交錯した。米国の10月消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急ぐ必要を示すデータが見られないと言及したため市場の12月連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げ確率は議長発言前の80%から60%近くに低下した。金利先安観を受けた買いが後退。

同時に、新政権による規制緩和など暗号資産市場を支援する政策を期待した買い意欲も根強く、下値も限定的となった。