『めざまし8』(フジテレビ系)MCを務める谷原章介(50)が、10月27日の番組内であまりにもトンチンカンな発言を繰り返し、視聴者から「やっぱりトンチンカン」「ちょっと大丈夫?なんで住民を責めるの?」と批判の声が上がっている。
この日、番組では群馬県前橋市の閑静な住宅街を流れる広瀬川の騒音被害について特集。近隣住民によると、2年前ぐらいから大量の水が川に流れ込むようになり、昼夜を問わず滝のような轟音が鳴り響いているという。
実際、取材した記者が騒音計で測定してみると地下鉄の車内や直近で聞こえるセミの鳴き声と同レベルの70デシベルを記録。近くの住宅の寝室では、窓を閉め切った状態でも50デシベルと騒音レベルは高く、“眠れない”など生活に支障をきたしている住民も多いようだ。道路にまで水しぶきが広がり、「洗濯物が乾きにくい」「冬は路面が凍結する」といった深刻な被害も出ているという。
群馬県企業局によると、原因は、定期点検中のミスで発電機室に水が入り込んで制御装置などが故障し発電所としての機能が停止したこと。来年2月には騒音に対する応急措置的な対策工事が行われる予定とのことだが、VTR後の谷原は「なぜ2年間放置されているんですかね?」と国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)に問いかけた。
取材したという三浦氏は、群馬県は水力発電が多いうえに、水車を扱えるメーカーや修理できるメーカーが限られているため、「県側に対して“(修理を)やります”という業者が見つからなかった」と解説。さらに街中に水力発電を作った時点で、故障したらこのような問題が起きるのは想定しているべきで「(故障から何もしていない)2年間の対応というのは考えなくてはいけません」と、県側の対応を厳しく批判した。
そのうえで、三浦氏が「(近隣住民の方が)『なぜこんなに最近うるさいんだろう?』とか『凍ってしまうんだろう?』ということ(の根本的な原因に)に気付くまでに時間がかったのではないかと思う」と補足すると、谷原は「音自体を聞くと、すぐ気づきそうな音だと思いますけどね」と、なぜか被害者側の住民が声を上げるのが遅かったと言わんばかりのコメント。
これに三浦氏は、住民は2年前から川の異変に気が付いていたが「『水力発電所が止まっているから、こちらの水量が増えているんだ。県に言わなきゃ』となるまでに時間がかかったんだと思います」と話し、「住民の方に“責め”を負わせることはできないので。住民の方が(原因を)分からないのは仕方がないと思います」と、谷原の意見バッサリ否定した。
しかし、ここで谷原はなぜか「だって2年ですよ、2年!」「でも、分からないというのはあくまで(三浦の)推測じゃないですか。本当に(住民が原因を)分かったか、分からなかったか(本当のことは)分からないじゃないですか」と食い下がり、三浦氏もあきれ顔を見せる始末。
被害者の立場をまったく考えない無神経な発言に視聴者から「は?谷原さんはなんで住民を責めているの?」「谷原さん、ちょっとズレてない?」「さすが谷原、何事も他人事だからこそ言えるコメント。いつまでこんな無神経MCを起用し続けるのか?」「谷原ってバカなの?三浦瑠麗そんな難しいこと言ってるか?なんでこんな会話になってないの」「MCとしての適正ゼロ」「谷原氏、なんであんなにとんちんかんなの?水力発電所の故障で川の音がうるさくなった件、三浦氏が説明してるのに『住民はなんで気付かなかったの?』って、しつこい」と、視聴者からの批判意見が殺到した。
「今回の騒音被害は、完全に住民が被害者。誰が見ても、ここまで被害が拡大するまで放っておいた県側の責任なのは明らかで、住民を責めるなんてもってのほかです。先日も、バス事故現場のニュースを伝える際に『ブルーシートの中は?』と発言し、視聴者をドン引きさせていましたが、そもそも谷原にはMCという立場は限界なのではないでしょうか」(政治記者)
共演する三浦氏もドン引きする谷原の仕事ぶり。イケメン俳優がこれ以上、失言を繰り返して社会的な信用を失わなければよいのだが……。