もうひとつ特筆すべきは、どんぶりにもかかわらず汁気がほぼないということ。日本では、丼ものといえばご飯がたれに浸るようにするのが普通ですが、タイではそういう習慣がないらしくパウダーで味付けしているので、日本人ならタレが欲しくなるところかもしれません。

酸っぱさと辛さがともにガツンと迫ってくるこの料理。言葉で表現するには限界があるので、ぜひ現地でどんなものか確かめてみてください。

続いてホットチキン。タイではこれがスタンダードなサイズですが、日本のケンタッキーのチキンよりもずっと大きいと評判なんです。

トレイが大きめなので、写真ではこの大きさがうまく伝わらず残念ですが、マンガなどに出てきそうなお肉がたっぷりついたジューシーなチキン。「ホットチキン」といいつつ見た目はまったく辛そうではありませんが、衣の内側にスパイスが練りこんであるようでしびれるような辛さです。

ライスボウルとあわせて酸っぱい×辛い×辛いという刺激的なコンビネーションになってしまいましたが、こんなケンタッキーが味わえるのもタイならでは。

チキンのほうは激辛とまではいかず、日本人でも「辛ウマ」の範囲で食べられるレベルでしょう。噂通り、タイのケンタッキーのフライドチキンは大ぶりでジューシーでお得感満載でした。

どこにでもある世界的チェーンであっても、そこにしかないメニューがある。現地のローカル食堂で食べるのもいいですが、時にはあえてチェーン店で現地ならではの食文化にふれてみるのもいいかもしれません。

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