色とりどりのステンドグラスも、抽象的なモチーフを極力使わず、そのテーマが誰にでもわかるように描かれています。

民衆のための教会だけあって、派手さはありませんが、中世の時代からタリンの人々の心の拠り所であり続けてきた場所だけがもつ、厳かで神聖な空気に満ちています。

白壁とダークウッドのコントラストが印象的な教会内部は、木製の装飾が醸し出す重厚感たっぷり。

この聖霊教会で最も有名な芸術作品が、リューベックの画家で彫刻家のベルント・ノトケが手掛けた主祭壇です。

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