「ニュー・チェンジ通り1番地」にあることから名づけられたこのショッピングモールの利点は、金融街に近く、セント・ポール大聖堂を訪れる観光客以外はビジネスパーソンが多いエリアなので、ランチ時には近隣の金融機関などで働く人々で賑わうものの、ショップは比較的空いており、いつ訪れてもゆっくりと買い物が楽しめるということ。
また、建築規制の厳しいロンドンにおいて、歴史的建造物に隣接していることから、より厳しい規制のもと設計されたこのビルは、計画当初、あまりにも近代的な外観について、なんとチャールズ皇太子からクレームが入るなど、その是非について論争が巻き起こりました。
その結果、近代的なデザインを保ちながらも、使用したガラスの反射を抑え、高さを以前建っていた英国銀行ビルよりも低い34メートルとするなど、大聖堂を取り巻く環境に最大限に配慮したことで、論争や批判をかわすことに成功しました。