テントがたたまれた市場にはギラギラと南国の日差しが降り注ぎ、貴重な瞬間を見届けようとする人々の興奮もあいまって熱気に満ちた状態に。

列車の顔が目に入った瞬間、群衆から歓声が上がります。市場すれすれを通りながら少しずつ近づいてくる車両。

するとカフェのマスターがジュースの入った袋を高々と掲げます。

「えっ、何!?インスタ映えのための素材提供?」などと思っていると、通過する列車の車掌さんがそのジュースをキャッチ。なるほど、事前にオーダーしてあったのですね。

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