中国っぽくない村が見えてきたので尋ねると「昔からイスラム文化の人たちが住んでいる村です」と言われた。様々な人たちが住んでいるのは面白い。
しばらく船の上で風景を眺める。見どころのポイントがあり、そこで皆写真を撮る。むき出しの壁が馬に見える場所、滝が流れている場所、などでみんな写真を撮る。日本人には、サントリーの烏龍茶のCMで使われたポイントが人気だそうだ。20元札に使われている場所も人気で、ガイドに写真を撮りましょうと言われて1枚撮った。今回の中国旅行で唯一の僕の写真である。
食事をとるため船内に戻った。他の客を見てみると、楽しそうに風景を見ているのは大人だけだった。子どもたちは、いかにもつまらないという顔で、スマートフォンやゲーム機をいじっていた。小学校の修学旅行で神社仏閣を見させられるのと一緒だろうな、と思う。こういう観光地は大人が自分で決めて自分のおカネで見に来るから楽しいのである。子供には渋すぎる。
弁当は米、肉団子、グリーンピース、コーンがびっちり詰まっていた。
3時間ほどかけてボートは下流のゴールにたどり着いた。川の流れがゆっくりの時は4時間ほどかかるらしい。
停泊しているあたりは商店が出ている。
ボート乗り場まで送ってくれた自動車はすでに到着していた。乗り込んで次の目的地まで向けて出発した。
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