立憲民主党の有田芳生参議院議員(66)が自身のツイッターでオウム真理教教祖の麻原彰晃以下7名の死刑について言及した。

これまでもオウム事件の元死刑囚7人の死刑執行についてたびたび批判を展開してきた有田議員。18日にもツイッターを更新し、ジャーナリストの辺見庸氏(73)が自身のブログでつづった「7人処刑の前夜に酒盛りをやっていたものたちの道義の廃れがみずから招きよせるであろう各種の悲劇には、なんらの責任ももちえません」という政府批判を引用しつつ、「西日本大災害のなかで行われたオウム死刑囚7人の執行がずっとひっかかっています」とコメントした。

また有田氏は「死刑制度の賛否というレベルでなく、執行にかかわった人間の根源にかかわる倫理についてです」と、今回の7人処刑について死刑制度の是非以前の問題だとし、「日常の挙措、非常時の判断には暝い世界が連なっています」とつづっていた。

このツイートに有田議員のツイッターには、「時系列オウム犯の処刑は6日午前中。水害はその日の夜以降に発生しました。当時、雨は降り続いており各種の警報は出ていましたが、まだ破局的な被害は起きていません。こじつけで批判しないでください」「西日本豪雨水害の前に執行が決まってましたから。雨天順延等あり得ないでしょう。全く別の話です」「晴れの日に死刑を執行しても『こんなに暑い日に死刑を執行するなんて!』と言いそうですね」といった厳しい批判が殺到していた。 

これまでも7人のオウム元死刑囚らの死刑執行や残り6人の死刑囚の執行が近いことについて、「異様、異常な安倍政権です」と与党を批判していた有田氏。有権者からは呆れ声が多く集まっていた。