ピカソやモネ、セザンヌといったヨーロッパの巨匠画家の作品を多数所蔵しており、とりわけムンクの「叫び」はこの博物館の目玉となっています。
2階にある19番の展示室はまるごとムンクの作品を集めた部屋で、ひときわ人だかりができているのがあの「叫び」。
過去に写真や映像で何度か見たことがあったとしても、実際に目にする「叫び」はさすがの迫力。観ている自分まで絵画の世界に吸い込まれていってしまいそうです。
この「叫び」は、タイトルから絵の中の男性が叫んでいると誤解されがちですが、実際には自然をつんざく果てしない叫びにおののき、耳をふさいでいる様子を表現したもの。
夕暮れに友人と歩いていたある日、ムンク自身が体験した出来事をモチーフにしています。
叫びのほかにも「マドンナ」や「生命のダンス」など、時に重々しい側面も含め「生きること」と向き合い続けたムンクの作品群をじっくりと堪能してください。
アート好きはもちろんのこと、そうでなくともオスロ観光のハイライトのひとつになるであろうムンク作品との出会い。
それを機会に、人生について立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。
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