自民党の杉田水脈議員(51)のLGBTへの発言を巡って、同じく自民党の稲田朋美議員(59)がツイッターアカウントを新規開設し、持論を述べた。
杉田議員が雑誌に「LGBTは生産性がない」などと主張する記事を寄稿したことに端を発するこの騒動。稲田議員は24日にツイッターを新規開設し、「平成28年2月、自民党政調会長だった私は、LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため、特命委員会を立ち上げた」と自身の過去の取り組みを明かしつつ、「今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ」とした。
稲田議員が指しているのは、「性的指向・性自認に関する特命委員会」で、自民党の古屋圭司議員(65)が現在も委員長を務めている委員会だが、稲田議員は自身の考えとして、「私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だと信じる」と持論を展開。暗に杉田議員を批判する形となっていた。
平成28年2月、自民党政調会長だった私は、LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため、特命委員会を立ち上げた。今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ。私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが「保守」の役割だと信じる。
—稲田朋美 (@dento_to_souzo) 2018年7月24日
このツイートに有権者からは、「ぜひ、まっとうな保守の立場から、寛容で多様性ある社会の実現を図ってください」「LGBTを支援しようとする稲田議員を応援しています」「その考えに賛同します。頑張ってください」といった激励が集まっていた。