ヘイダル・アリエフ・センターは、アゼルバイジャンのオイルマネーがあったからこそ実現したプロジェクトだといえるでしょう。
広大な人工芝に囲まれた真っ白なヘイダル・アリエフ・センターは、貝殻のような、宇宙船のような、なんとも不思議な形をした建造物。
これがまた、見る角度によってまったく異なる姿を見せてくれるのです。
真横から見ると魚のようなフォルムですが、斜め横から見ると中央が盛り上がったキャンディのような姿に。
正面は曲線の内部がガラス張りですが、正面から右に回り込めば、一面が真っ白。
さまざまな表情を見せてくれる複雑な曲線づかいが生み出す造形美に、ただただ圧倒されます。
正面のガラスにバクーのビル群が映りこんでいる光景も幻想的。
次ページ