スウェーデンの首都ストックホルムエリアを運行する地下鉄は、「世界一長い美術館」と称されています。全長110キロの主要な駅に個性的なアートが描かれており、一日では巡りきれない程、見どころがたくさん。

地下の岩盤をくり抜いたトンネルに施された地下鉄アートは、駅というよりもまるでテーマパークのアトラクションのような世界感です。

今回はストックホルムの地下鉄アートをご紹介します。

ストックホルムの交通の中心である地下鉄T-centralen駅(ティーセントラーレン)は、最も有名な地下鉄アートがある駅。全ての路線が停車するT-centralenは地下鉄アート巡りの出発点に最適です。

最下層を走るブルーラインのホームには、利用者に安らぎを与える植物のアートや、地下鉄が開通するまでの工事の様子などが描かれています。

地下鉄レッドラインの14号線には、個性的なアートを持つ駅が集まっています。

Stadion駅(スタディオン)は、1912年にストックホルムオリンピックが開催されたスタジアムの最寄り駅。駅には五輪の色をモチーフにした虹色のアートが多く描かれており、フォトジェニックな空間が広がっています。

駅のプラットホームの端から端まで色んなアートがあるので、電車待ちの時間も楽しくなりそうですね。

次ページ