コンサート・ホール、劇場、映画館、学校、ギャラリー、図書館、レストランなどが入居する巨大な文化施設「バービカン・センター(Barbican Centre)」の一角にあるグラフィティ。「ロボに上書きされたネズミ」から徒歩2分のところあるトンネル内。

バービカン・アート・ギャラリーで2017年9月21日から2018年1月28日まで開催された、アメリカのストリート系アーティスト「ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)」のエキシビジョン開幕の数日前に、エキシビジョンの会場近くに出現したグラフィティ。

バスキアの作品「ジョニーパンプの少年と犬(Boy and Dog in a Johnnypump)」をフィーチャーしたこの作品の写真を自身のインスタグラムに投稿したバンクシーは「メトロポリタン・ポリスに歓迎されているバスキアのポートレート。新たなバスキアのショーとの非公式なコラボレーション」とキャプションをつけました。

黒人であるバスキアを白人のロンドン警察が身体検査をしながら職務質問している様は、アメリカで社会問題となっている白人警官による黒人射殺事件を思い起こさせます。
アクリル板で覆われ保護される前に、無名のアーティストがバスキアのトレードマークでもある王冠を持って駆けつけるスケルトンのような絵を描き足しています。

・バスキアと非公式コラボ2(Banksy Basquiat piece)
場所:Golden Ln, London EC1Y 0SN(経度緯度 51.520819, -0.093979)

インスタグラムに「バスキアの大規模なショーがバービカンで開催される。普段は落書きを消すのに熱心なこの場所で」とキャプションをつけて投稿されたこちらのグラフィティは、バスキアのポートレートの向かいの壁に描かれています。

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