6日のビットコインは、36.6~36.9万円で推移している。前日夜につけた37.1万円をピークに緩やかな下落が続いている。ただ、前日の安値を割り込むことはなく、値幅は上下3000円程度とこう着感の強い展開となった。足元では、ビットコインETFの再申請を行った米投資会社ヴァンエック(VanEck) のガボー・ガーバック氏らがメディア出演し、ビットコインETFについて、実現は2020年中になるとの見解を示したことが伝わっている。再三にわたり判断延期が行われるなか、関係者による展望が示されたことはポジティブ材料ではあるものの、年内の実現は難しいととる向きも多く、価格への影響は限定的だった。一目均衡表では転換線が引き続き緩やかながら上昇、遅行線の価格との下方乖離も縮小した。ボリンジャーバンドでは、-1σと-2σの中間あたりを推移。上向きの-2σに沿った上昇に期待したい。