日本全国のみならず、世界中の至るところに存在するB級グルメ。
その場所だからこそ安価に手に入る食材を使うからこそ、価格が安く手軽に味わえるB級グルメは、その場所だからこそ育まれたグルメであり、昔も今も地元の人々から圧倒的に愛されているのだ。
例えば、ドネルケバブやカリー・ヴルストがないドイツなど考えられないし、サバサンドのないイスタンブールなど想像することができない。
もちろん台湾の魯肉飯(ルーローファン)や胡椒餅(こしょうもち)、麺線(めんせん)なども、一度味わうと忘れる事ができないほどの味わいだ。
そんな世界に星の数ほど存在するB級グルメの中で、今回ご紹介したいのが、台湾版ケンタッキーとも呼ばれているファーストフード店「頂呱呱炸雞店(T.K.K. Fried Chicken)」。
・1974年創業の台湾最高のフライドチキンを提供するファーストフード店
こちらのお店、1974年に台北の西門町でスタートしたファーストフード店。
日本においては、1970年代初頭にアメリカ式ファーストフード店が次々と開店。
1970年に英国のウインピーやケンタッキーフライドチキン、ドムドムハンバーガー、1971年にマクドナルド、ミスタードーナツ、1972年にロッテリア、モスバーガーが出店を開始。
そんなアジアに広がりを見せるアメリカ式ファーストフード店に呼応するように、頂呱呱炸雞店(T.K.K. Fried Chicken)も台北でお店をスタート。
西門町といえば台湾の原宿とも言われており、流行のショッピングスポットやグルメ店が立ち並ぶエリア。
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