ビットコイン強気派のツイッターのジャック・ドーシーCEOが、11日にポッドキャストに出演し、ビットコインの他の仮想通貨に対する優位性を説明した。また、ドーシー氏がCEOを務めるスクエア社のアプリ「キャッシュ」にビットコイン取引スピードの改善などを目指すライトニングネットワークを組み込むことについて、「時間の問題」と話した。

ビットコインの優位性

Stephen Liveraのポッドキャストに出演したドーシー氏は、ビットコンを支持する理由について「インターネットっぽいところ」をあげた。

「全部がインターネットの理想にかなり近いように感じるよ。それがかなり魅力的なんだ。インターネットで理想化され、インターネットで生まれ、インターネットで解き放たれ、そしてインターネットを通して発展し続けている」

また、ビットコインの他の仮想通貨に対する優位性について、ブランドが浸透している点を指摘。それが何なのか本当に分かっていない人たちでも、それが「デジタル通貨でデジタルマネーでデジタル資産」であることを知っていると述べた。ドーシー氏は次のように続けた。

「面白いアイデアはビットコイン以外にもあるが、本当にメリットがあることなら、ビットコインに統合できると思う。(ビットコインが)最も通貨になりたがっているように思う。一方、他はどちらかというと分散型コンピューティングなど、一般的な目的のために存在しているようだ」

ライトニングネットワークは時間の問題

先日、ライトニングネットワークの普及を目指すための実験「ライトニング聖火リレー(Lightning Torch)」へ参加したドーシー氏。ビットコイン(BTC)の取引スピードの改善や手数料高騰問題の解決、マイクロペイメント(小額決済)を可能にするライトニングネットワークにドーシー氏も期待している。

11日のポッドキャストでドーシー氏は、スクエアのキャッシュにライトニングネットワークを組み込むかという質問に対して次のように答えた。

「『もし(ライトニングネットワークを取り入れるか)』ではなく、いつ、どのように我々が必要なスピードと効率性の獲得を保証するかという問いだと思っている」

ドーシー氏が創業したスクエアは、自社アプリのキャッシュで昨年1月からビットコインの取引を開始。スクエアは一定数のビットコインを保有することで、利用者がすぐにビットコインの売買ができるようにしている。 ビットコイン取引開始からまだ1年ほどだが、利用者数は確実に増えているようだ。

(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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