SLは本数が少ないため、往路はレスニッツグルント鉄道、復路はバスなど、往復のうちどちらか一方に乗車するといいでしょう。レスニッツグルント鉄道の切符は車内で購入することができますが、独自の料金体系を採用しているため、ジャーマンレイルパスなどは利用できないのでご注意を。
発車駅のラーデボイル・オスト駅はまだ森の中ではなく、住宅街。黒い車体が引っ張る緑の車両に乗り込んだら、プチ冒険の始まりです。
屋内席もありますが、天気が悪くなければより臨場感を楽しめるオープン席がおすすめ。ここでは、民家のすぐそばをレトロなSLが走り抜ける光景が当たり前になっています。
しばらく走っているとだんだん風景が森へと変わっていき、市街地から遠ざかっているのを感じます。緑に囲まれて白煙を上げながら走るSL・・・ドレスデン近郊でこんな体験ができるだなんて、思ってもみませんでした。
30分のSL旅を経て、目的地のモーリッツブルク駅へ。多くの観光客が利用する駅だけに、グリーンの可愛らしい駅舎があり、レスニッツグルント鉄道のオリジナルグッズも販売されています。
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