駅から20分ほど歩けば、自然保護区の中にたたずむモーリッツブルク城へ到着。モーリッツブルク駅から城までは、ほとんど真っすぐなので迷う心配はありません。

もともと、ザクセン公モーリッツの狩猟の館として建造されたモーリッツブルク城。当初はルネッサンス様式でしたが、1723年から1733年にかけて、アウグスト強王の手でバロック様式の狩猟館兼離宮に改築され、現在の姿となりました。

周囲を大小30もの池や庭園に囲まれており、城そのものだけでなく、それを取り巻く建物や島までも左右対称に造られているというこだわりぶり。人工池の対岸から眺める城の姿は、水上に浮かんでいるかのように幻想的です。

現在バロック博物館として公開されている館内では、世界最大といわれるものを含む、65もの赤鹿の角が展示されている食堂や、数万枚もの鳥の羽で作られたタペストリーなどが見どころ。芸術を愛したアウグスト強王が完成させた、華麗なる空間を堪能してください。

SL乗車とバロック宮殿という、2つの非日常体験が楽しめるモーリッツブルク。ドレスデンを旅するなら、日帰りで足を運んでみてはいかがでしょうか。

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レスニッツグルント鉄道(Lößnitzgrundbahn)
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