レジデンツ宮殿の隣に建つ三位一体大聖堂は、ザクセン州最大の教会。18世紀に宮廷教会として建てられたバロック様式の教会で、屋根の上には78体もの聖人の石像が配置されています。

マイセン磁器製のピエタや、ジルバーマン制作のパイプオルガンなど、内部も見どころ満載。ガイドツアーで見学できる地下の安置室には、アウグスト強王の心臓が納められており、好みの美女がそばを通ると、心臓が鼓動を始めると言い伝えられています。

ザクセン王国の都として栄えた後、戦争でがれきの山となり、華やかな歴史と悲惨な歴史の両方を経験してきたドレスデン旧市街。古色蒼然とした街並みは、そうと知らなければ再建とはわからないほど、歴史の重みを感じさせる重厚感に満ちています。

ドレスデン旧市街が一度破壊されてしまったことはあまりにも残念ですが、この美しい街並みを取り戻そうと力を尽くした人々がいたからこそ、今の美しい街並みがある。そう考えると、再建された現在の街並みにも、新たな感動が込み上げてきます。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/旅に行きたくなるメディア