LedgerXは2018年11月8日に先物を清算する権利を得るために、DCOの変更をCFTCに提出したがCFTCからは追加書類が不要であることを伝えられたと、Chou氏は説明。DCOを変更するために最初に提出書類が十分な内容であったと、LedgerXの経営陣は判断したという。

翌年6月のDCMライセンスの取得通知では、CFTCは「LedgerXはすでにDCOの変更申請を提出した。」との発表を行なっているため、LedgerXが申請を出していることは間違いない。

基本的なCFTCのルールでは、DCOにおける可否判断の猶予期間は180日と設定、Chou氏は、180日の期間で非承認通知を受けなかったため、申請が承認されたことと判断した。これがCFTCとLedgerXの行き違いに発展した(2018年11月8日から計算すれば、6月の時点ではすでに180日が経過しているが、例外はある可能性は十分に考えられる。)

一方、CFTCの高官によると、DCOの申請(変更を含む)はCFTCから明確な承認が必要で、「書類上の承認」が必要であり、期間が過ぎて非承認の通知がなくても、承認されたことを意味するわけではないとした。

LedgerXは先物を提供するにあたって、DCOの承認を改めて待つ必要があるが、CFTC側はその申請が最終段階にあるとも言及している。

(記事提供:コインポスト)
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