地中海の気候に恵まれて育ったオリーブオイルやトマトやナスなどの野菜、ヨーグルトや羊肉、牛肉、鶏肉などを使ったトルコ料理は、世界三大料理の一つ。

トルコ旅行に来たら、観光よりも料理が気に入った!という経験があるかたも多いのではないでしょうか。

そんな魅惑のトルコ料理を美味しくいただくことができるのが、今回ご紹介するお店「チヤ・ソフラス」です。

こちらのお店は、イスタンブールのアジア側、カドキョイという庶民の街にあります。ボスポラス海峡を隔てたヨーロッパ側の交通の要所エミノニュから船に揺られて約20分ほどの街で、埠頭からは徒歩10分ほどでアクセスできます。

チヤ・ソフラスの創業は1987年。

創業当時は、ケバブ料理やピデ(トルコのピザのようなパン)、そしてラフマジュン(トルコの薄焼きピザ)を販売しているだけでしたが、その味わいに多くの人々が訪れるようになり、いまではトルコの様々な伝統的な料理をメニューとして提供しているお店になりました。

そのため、11時オープンのこちらのお店は、平日でもお昼ともなれば満席になってしまうほどの人気店です。

店内に入ると、右手側に冷菜、左手側に煮込み料理や揚げ物、スープなどの温かい料理があります。

冷菜は量り売りで、食べたいものを自分でお皿に載せていきます。

温かい料理は、ショーケースの中の食べたい料理を指さすと、店員さんが取り分けてくれます。トルコ語が分からなくても簡単に注文できるのは、旅行者にはありがたいですよね。

トルコの大衆食堂ロカンタのようにカジュアルな雰囲気で利用できるのですが、味はとても上品。ひとつひとつの料理にボリュームもあり、食べごたえを感じるでしょう。

ほかのロカンタでは食べることのできないような、ジエル(レバー)の包み焼きやスパイスの効いた少し辛めの肉料理も、こちらのお店ならではの料理です。

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