ここが図書館ではなく、パリかどこかのエレガントなアーケードに迷い込んだかのようです。
2階まで上がると、壁づたいには本や紙に関する歴史の展示がされています。
奥には蔵書室があるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。運が良ければ、中世に活躍した宮廷詩人の詩を収録した「マネッセ写本」の一部を見ることができるかもしれません。140人の詩を美しい挿絵とともに収録した写本は、歴史的にも大変貴重な資料。筆者が訪れた際はほかの研究機関に貸し出し中とのことで、残念ながらお目にかかることは叶いませんでした。
ハイデルベルク大学に限らず、ドイツの大学の図書館は一般の人でも利用可能。日本の大学の図書館は学生証がなければ入場さえできない場合がほとんどですが、ドイツでは誰でも自由に本の閲覧ができます。
誰でも入れる図書館ですが、見学の際は勉強中の学生の邪魔にならないよう、心がけを忘れないようにしましょう。
歴史ある大学の図書館で、ドイツの大学生気分を味わってみてはいかがでしょうか。
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