まず入口はプレハブの事務所みたいなドアで、そこを開けると昭和の木造アパートのような長い階段が。靴を脱いで階段をのぼりきると下駄箱があるのでそこに靴を置き、引き戸を開けて中に入ります。すると最初に目に飛び込んでくるのが、レトロ感あふれる流し台です。まさに民家です。今の時代、このような台所の家は少ないかもしれません。それほど年代物の台所です。
台所があるフロアには複数のテーブルがあり、座布団に座って焼肉を食べます。人の家で焼肉を食べているような雰囲気です。ここではジンギスカンや牛肉の大半が1000円以下で、トロハラミが500円、上牛タンが800円と驚くほど低価格。
ここの焼肉はどれも美味しいのですが、名物は「牛トロライス」。たっぷりとトロ肉が盛られたライスに薬味をのせ、タレをぶっかけて食べるライスで、ライスのなかに生卵が埋められています。これがまた絶品で、焼肉とともに食べれば身も心も癒やされます。見つけにくい店ですが、札幌に行ったらこの店は絶対に行くべきですよ。
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