ビットコインは、10月26日の直近高値10540ドルから、11月25日の直近の安値6520ドルまで、約1ヶ月で約38%の暴落を記録した。

仮想通貨アナリストTone Vays氏は、年初来高値13868ドルを記録した6月29日に、今回の大幅調整を予測していた。

直近安値6520ドルは、13,868ドルからおよそ-53%もの下落率に該当するが、上昇相場の最中にあった当時、多くのアナリストはビットコイン半減期に向け、大きなプルバックの可能性を軽視していた。

著名アナリストWilly Wo氏は、2020年の半減期を迎えるビットコインの値動きについて、過去の半減期とは異なり、過去のパターン(半減期へ向けた価格上昇)を繰り返さないとする見解を示した。

Wo氏は、短・中期的BTCトレンドを分析し、短期的には今後も弱気相場が続く可能性が高いとして、採算割れしたマイニング業者による売り圧を今回のトレンドの注目点として取り上げた。

BTC下落要因には、中小マイナーらが再び厳しい状況に追い込まれていることを挙げ、昨年ハッシュ戦争の影響でBTCが6,000ドルから3,000ドル台に急落した際には、マイナーのパニック売りが主要因として挙げられていたことを指摘した。

過去の半減期では、6ヶ月ほど前より上昇トレンドを形成しているが、織り込み済みの可能性を懸念している。

一方で、2万人フォロワーを持つアナリストRekt Capital氏は、依然として「半減期」の価格上昇を見込んでいる。

2012年の半減期前、ビットコインは2011年の下半期にかけて下落トレンドだったが、その後トレンド転換し半減期まで13,378%の上昇を見せた。2015年には底値164ドルにまで下落したが、2016年の半減期を前に高騰。2017年の20,000ドルのATHまで、実に12,160%もの上昇幅を見せている。

(記事提供:コインポスト)
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