クラウドワークスの子会社で、システムコンサルティング・システム開発を行う電縁は27日、暗号資産(仮想通貨)取引所向けに、運営における各種課題に幅広く対応して解決を支援するサービス「仮想通貨取引所向けコンサルティングサービス」の提供を開始すると発表した。

同社は、過去の仮想通貨流出やセキュリティへの意識の高まりなどを受け、仮想通貨取引所にセキュリティ・技術体制が求められているほか、FATF(金融活動作業部会:資金洗浄・テロ資金供与対策に取り組む国際組織)を踏まえたマネーロンダリング対策の要求度も高まっていると指摘する。仮想通貨取引所がこうした要求に応えるため、外部専門家を活用するニーズが生じると考え、今回のサービスの提供にいたったと説明している。

同サービスでは、『仮想通貨取引所を運営する上で生じるコンプライアンス、セキュリティ、テクノロジーなど幅広い領域の課題に対応し、痒いところに手が届くサービスを提供する』としている。取引所ごとに抱える課題や保有する経営資源などが異なるため、「技術コンサルティングサービス」、「PR/制作」、「事業開発コンサルティングサービス」という3つのサービスをベースに、必要な支援内容を個別に設計するという。

コンサルタントが仮想通貨取引所に対し、事業、サービス、組織の現状、将来に向けた展望などを聞き、その取引所に合った支援プランを設計するとしており、支援開始後も、事業状況の変化などに応じて、支援内容を随時見直すとしている。