そして入り口の門から入って最も奥にあるのが、聖ヴァシリエの遺体が安置されている教会です。ここに入場するには服装の注意があり、肩の出た服やショートパンツのままでは中に入れません。
モザイク画の建物の前にスカーフが入ったカゴが置かれているので、スカーフで肩や脚を隠すようにしましょう。使用後のスカーフはまた同じカゴの中に返却します。
遺体が安置されているのは、5人入ればいっぱいになる狭い部屋。開かれた棺の横には修道士がひとりつき、見学者は1人ずつ前に歩み寄って遺体と対面します。
オストログ修道院はセルビア正教会に属していますが、他宗教の者でも遺体との対面は可能。宗教は違えど、聖なる空気にふれて心が浄化されるかのようです。
教会のテラスからは素晴らしい眺めが広がります。俗世から切り離されたこの場所で、かつての修道僧や巡礼者たちもこの景色を眺めながら祈りの日々を送っていたのですね。
モンテネグロの秘境の地にひっそりと佇むオストログ修道院。人々の深い祈りに触れれば、信心深くない人でさえも何か心に感じるものがあるはずです。
オストログ修道院へ行くには、ツアーの参加が便利。コトルからの1日ツアーが出ているので、興味のある方はぜひ検討してみてください。
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