南半球の国、オーストラリアは大きな島で、小さな大陸。
島の数はなんと8000もあり、豊かな自然が残っています。カンガルーやコアラなど特有の動物たちの他、周りが海に囲まれているため、サーフィンやシュノーケリング、クルーズなど海のレジャーも栄えています。
オーストラリア最大の都市シドニーではビジネス街からフェリーで様々な場所へといくことができるため、日常的に多くの地元の人々によってフェリーの旅が楽しまれています。
例えば、都会にいながら自然が満喫できる「ワトソンズ・ベイ(Watsons Bay)」にはフェリーで片道20分、水上空港のある静かな海辺「ローズ・ベイ(Rose Bay)」には片道15分でアクセス可能です。
今回はそんなシドニー・ビジネス街からフェリーで行ける場所の1つ「マンリービーチ(Manly Beach)」をご紹介しましょう。
マンリービーチは、シドニー中心地から17キロの位置にあります。ビジネス街にあるサーキュラキー埠頭からフェリーにのって30分ほど。
このビーチの歴史は長く、19−20世紀初頭にはオーストラリアで最も人気の場所の1つでした。
1902年に海水浴をすることは斬新的なことで、当時は警察に補導される事態になってしまったと言います。水着を着ての水泳が認められたのはその翌年1903年のこと。水着といっても、当時の水着は現在の物とは異なり海パンやビキニという露出の高いものではなく、首から膝までを覆う必要がありました。
しかし、最初の年で17人もの死亡者が出てしまったため、1904年にサーフクラブが発足、このクラブは世界初のサーフライフセービングクラブの1つだと言われています。
1964年には世界で最初のサーフィンの大会が開かれ、今ではリゾート地というよりサーファーにとって聖地の1つとして知られています。
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