さらに、すべてのオペコードとプログラミングインターフェース(RPCコール、Web3など)においてEVMと(バックワード)互換性のあるRVMを使用してスマートコントラクトを処理する能力を持っています。RSKのコンセンサスプロトコル、DECOR+は、Ethereumに存在するセルフィッシュマイニング攻撃を解決できるため、RSKはEthereumの柔軟性とビットコインのセキュリティ両方のメリットが享受しながら、ビットコインをネイティブ通貨として使うことができます。世界で最も安全であるだけでなく、取引手数料が非常に安く、ビットコインのトランザクションコストは4セント、トークンでは10セント以下です。さらにマイナー間での動的な最低ガス価格設定があるため、RSKでの取引手数料は非常に安定しています。」

タ「2020年はDeFiが非常に盛り上がりました。RIFのDeFiエコシステムの概要と、その特徴について教えてください。」

デ「Money on Chain(MOC)やRIFなどのDeFiプラットフォームは、DeFiの巨大な可能性と、それがいかに金融をより包括的で簡単に利用できるようにしているかを表しています。ブロックチェーン産業およびコミュニティからの、こうしたビットコインへのDeFi採用に対する支持によってBinanceでのRIF/BTCとRIF/USDT上場も実現できました。

RSKは、MOCやRIF On Chain(ROC)などのDeFiプラットフォームの開発に重要な役割を果たしてきました。MOCは世界初のビットコイン担保ステーブルコインを開発し、ビットコイン保有者がBTCをステークすることで収益を得ることができるようにしました。ROCは、RIFを担保にした商品を取引するための迅速で安全なプラットフォームを提供するだけでなく、RIFトークン保有者が収益を得る機会を提供しています。RSKスワップは、ユーザーがERC20トークンを即時にスワップすることを可能にします。 さらに、ビットコインのレンディングとマージントレーディングのための分散型プロトコルであるSovrynが12月に開始されました。」

タ「2021年に予定している計画について教えてください」
デ「一つ目はインターオペラビリティ。RSKはこれまでに、ビットコインとの最も安全なレベルのインターオペラビリティを達成し、Ethereumへの最初の『トラストレス』ブリッジを構築してきましたが、今後は既存の金融システムとのインターオペラビリティも重要です。

次ページ