暗号通貨相場は19日のニューヨーク市場で急落した。中国の規制強化が警戒され、ビットコインは対ドルで、30016ドルと、3万ドル(327万円相当)割れ寸前まで下落。その後は押し目買いに支えられ、4万ドル近辺まで回復している。特に、イーサリアムの下落が激しく、一時40%超急落。1918.77ドル(20.9万円相当)まで売り込まれたのち、2792.40ドル(30.4万円相当)で落ち着いている。
中国人民銀行(中央銀行)によると、中国銀行業協会などは19日までに、金融機関に対してビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の関連業務を禁じる通知を出したと報じられた。価格の乱高下が中国の金融システムを混乱させることを防ぐ目的だという。また、新たな仮想通貨を生み出す「マイニング(採掘)」の取り締まりも一部の地区で始まったと報じられている。