米小売大手のウォルマートは15日、デジタル通貨及び暗号資産における戦略とプロダクトロードマップの開発リーダーの募集を開始した。LinkedInに投稿された求人情報では、「DIGITAL CURRENCY AND CRYPTOCURRENCY PRODUCT LEAD」と掲載されている。
具体的には、デジタル通貨の戦略と製品ロードマップの開発に携わる人材を募集しているようだ。また、暗号通貨とブロックチェーン関連技術の専門家として、大型店舗のデジタル通貨戦略を構築することになるという。ただ、募集内容からはウォルマートが具体的にどのような暗号資産関連サービスを提供するかは明らかになっていない。
今年7月には、米アマゾンも求人募集で、暗号資産(仮想通貨)およびCBDC(中央銀行デジタル通貨)の経験を持つ人材を募集していることが確認されている。2021年末までにビットコインによる支払い受付を開始するとの報道は公式が否定したが、アマゾンで買い物をする顧客のために、仮想通貨がどのようなものになるのかを探ることに引き続き注力していくとも述べていた。
ウォルマートやアマゾン以外でも、仮想通貨及びブロックチェーン領域の専門職の求人を開始している企業は少なくない。今後、各業界で暗号資産分野がどのように活用されていくのか、引き続き注目が集まるだろう。