世界最大の資産運用会社BlackRockは21日、ブロックチェーンと暗号資産(仮想通貨)に関連する企業に特化したETF「Ishares blockchain tech ETF(上場投資信託)」をSEC(証券取引委員会)に申請したことが明らかになった。
申請書によると、同ETFはNYSE FactSet Global Blockchain Technologies Indexに連動する予定だという。同指数は、米国および海外における暗号技術やビデオマルチメディア半導体の開発・展開に携わる企業で構成されているようだ。
申請するETFの構成銘柄に関する具体的な情報は特定できていないようだが、具体的な構成銘柄には暗号資産マイニング、暗号資産取引及び交換、暗号資産マイニングシステムが含まれるようだ。暗号資産取引所Coinbaseのような企業や上場しているマイニング業者の数々が含まれる可能性が高いと想定されている。
BlackRockは、米国で約400のiShares ETFを取引しており、合計の運用資産(AUM)は約2兆4000億ドルに上る。また、2022年1月時点の合計で10兆ドルの運用資産を持っているようだ。