The Sandboxは27日、Warner Music Group(WMG)と提携し、メタバース内に音楽をテーマとした世界を構築すると発表した。

このパートナーシップにより、世界最大の音楽会社の1つであるWMGは、NFT(非代替性トークン)とメタバース領域への最初の一歩を踏み出すことになる。WMGは、数百人のトップアーティストとアトランティック、ワーナーレコード、などのレーベルで構成されている。関連会社とのネットワークを通じて70カ国以上で事業を展開しており、WMGのレコード音楽部門にはあらゆる音楽ジャンルにまたがる100万以上の著作権カタログを有している。

今回の提携により、音楽のテーマパークとコンサート会場を組み合わせたThe SandboxのWarner Music Group LANDでは、WMGの主要なアーティストによるコンサートや音楽体験ができるようだ。WMGのタレントが「The Sandbox」に出演する道が開かれ、メタバースにおける音楽エンターテインメントの新たな舞台が誕生する。

また、両社はWMG LANDで行われる革新的な音楽体験を開発するという。没入型体験により、出演するアーティストは、ファンとともにThe Sandboxのグローバルなコミュニティに参加し、新しい収入源と新しい形のバーチャルエンターテイメントを生み出すことができるようだ。今回の提携を記念して、The Sandboxは2022年3月にLANDセールを開催し、音楽ファンがWMGの土地に隣接するLANDを購入できるようにする。

WMGの最高デジタル責任者兼EVPのOana Ruxandra氏は、「The Sandboxとのパートナーシップは、仮想不動産の所有という新しい可能性の層を追加する。」と述べたうえで、現実世界の限界を超えて持続的で没入感のあるソーシャル音楽体験を開発していく、と言及した。また、The SandboxのグローバルパートナーシップVPであるBertrand Levy氏は、「最も才能あるアーティストを擁する世界最大の音楽会社の1つが、新たな体験を作るためにThe Sandboxに参加することにとても興奮しています。」と述べた