9月20日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、司会を務める谷原章介(50)が安倍晋三元首相(享年67)の葬儀に言及する場面があり、視聴者から「谷原章介の無知っぷり再確認」「何言ってんの?」と猛反発の声が集まっている。

番組では、各国の要人2,000人以上が参列したイギリスのエリザベス女王の国葬を特集。天皇皇后両陛下がマスクを外して参列された姿やロンドン中心部のウェストミンスター寺院からひつぎが運び出されウィンザー城に移動する様子を紹介。

そんな中、安倍元首相の国葬について話が及ぶと、筑波学院大学教授の中村逸郎氏は、安倍元首相の国葬が20日から27日に開催される国連総会の翌日に予定されていることから、「各国の首脳がなかなか参加しにくいスケジュールになっている」と指摘。「そのあたり、しっかりしたスケジュール調整をしていただきたかった」と苦言を呈した。

これを受け、谷原は「本来であれば7月にお亡くなりになってるわけですから、2ヵ月以上……安倍総理をずっとね、きちんとした葬儀を、国葬としての葬儀をまだあげられていない状態ですので。いい形であげていただきたいな、と僕は思います」とコメントしたのだが、「葬儀をあげられていない」という発言に対し、SNS上では「まだお見送りできてない的なこと言ってるけど、安倍元総理の葬式、四十九日はもう終ってるのに何言ってんの?」「安倍さんの葬儀はとっくに終わってんだよ。何回言っても理解できない谷原氏」「安倍さんの葬儀は終わってますが?こんな区別のつかない奴らがアレコレ言うなよ」といった反論の声が殺到している。

「安倍元首相の葬儀自体は7月12日に“家族葬”としてすでに執り行われています。谷原も『国葬としての葬儀』と言い直していたことから、このことは理解してるでしょうが、『いい形であげていただきたい』という発言にも引っかかった視聴者も多くいた様子。というのも、9月に入ってから谷原は、国葬決定までの段取りや発表の仕方を見て『段々と違和感を覚えます』『国葬自体、昭恵夫人が望まれて始まったことなのかなと。あらためて考え直すべきだと思う』と、国葬に疑問を向ける姿勢を述べていましたからね。『これは、安倍さんに限らず今後総理経験者はすべて国葬をもって悼み送るべきという自身の考えなのか、それとも毎度おなじみのテキトーな発言か?』という指摘も上がっていました」(政治記者)

エリザベス女王の国葬と比較されがちな安倍元首相の国葬問題。一番の違いは“国民の気持ち”なのではないだろうか。