厚生労働省は、今年10月10日の「世界メンタルヘルスデー2022」に際して、映画『天間荘の三姉妹』(10月28日(金)公開、配給:東映)とタイアップした普及啓発ポスターを作成しました。
映画『天間荘の三姉妹』では、家族や近しい人たちとのつながりや悲しみにどう寄り添うべきかがテーマとして描かれています。作品では、主人公が交通事故で臨死状態になり、「もう一度現世に戻って生きる」か「天へと旅立つ」かを決断できるまで天空の町で過ごす中、そこで初めて出会う家族から愛情を学び、かけがえのない友情を知ったり、町の人と触れ合うことで成長していく姿が描かれています。
毎年10月10日の「世界メンタルヘルスデー」は、メンタルヘルスの問題に関する世間の意識や関心を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として定められた国際デーです。今年のイベントテーマである「つながる、どこでも、だれにでも」が、この作品のテーマと親和性があることから、今回のタイアップに繋がりました。
厚生労働省では、このタイアップを通じ、「世界メンタルヘルスデー」を周知し、メンタルヘルスや精神障害への更なる理解促進が図られることを期待しています。この啓発ポスターは、各都道府県・市区町村、精神医療分野の関係団体などに掲示される予定です。
・特設サイトの開設
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/mental_health_day/evn.html
■「世界メンタルヘルスデー」とは
毎年10月10日の「世界メンタルヘルスデー」は、メンタルヘルスの問題に関する世間の意識や関心を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として定められた国際デーです。特設サイトでは、今年も各界の著名人や関係団体からのメッセージやメンタルヘルスに関する情報を掲載しております。また、10月10日午前10時から著名人やピアサポーター※等の対談をYouTubeにて配信いたします。詳しくは特設サイトをご覧下さい。
[特設サイト] https://www.mhlw.go.jp/kokoro/mental_health_day/
※ピアサポートとは、一般に同じ課題や環境を体験する人がその体験から来る感情を共有することで、専門職による支援では得がたい安心感や自己肯定感を得られることです。
■映画『天間荘の三姉妹』のご紹介
天涯孤独な少女・小川たまえ(のん)は交通事故で臨死状態となり、「もう一度現世に戻って生きる」か「天へと旅立つ」か、自らの魂の決断ができるまで天空の町・三ツ瀬にある旅館「天間荘」で過ごすことになる。そこでは初めて出会う腹違いの二人の姉(大島優子、門脇麦)が待っていた。家族の愛情や友情を知り成長していくたまえだったが、ある日三ツ瀬の町とそこに住む人びとのあまりに大きな秘密を告げられ、たまえは自らの決断を下すことになる。
【参考情報】「第69回精神保健福祉普及運動」について
令和4年10月10日から16日までを「精神保健福祉普及運動期間」とし、全国各地で取り組みを行います。地域社会における精神保健および精神障害者の福祉に関する理解を深め、精神障害者の早期治療ならびにその社会復帰・自立と社会参加を促進します。
また、精神障害の発生を予防し、精神的健康の保持・増進を図り、精神障害者の福祉の増進や国民の精神保健の向上を図ります。
[ウェブサイト]https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179322.html