12月23日放送の『ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説2022冬』(テレビ東京系)にプレゼンターとして出演したお笑いタレントのあばれる君(36)に視聴者から厳しい声が寄せられている。
この日、あばれる君は栃木県那須郡那須町の那須湯本温泉付近にある殺生石をテーマにオカルト話を展開。あばれる君はこの石について、「平安時代後期に、美人に化けた九尾の狐が鳥羽上皇を暗殺しようとして、封印された石なんです」と紹介。「この石の中に閉じ込めた」と断言した。
しかしこの殺生石は今年3月5日に二つに割れたことが確認され、話題になった。あばれる君は「実は封印された九尾の狐は神獣とか神様的な扱いでして、そこまで恐れられていないんですよ、栃木では」と説明。その上で、「(割れたあとの)今年3月、どんなことが起こりましたか?」とスタジオ出演者たちに質問した。
首をひねる出演者たちに、あばれる君は「コロナの勢いが収まってきたんじゃないか、って!」と持論を展開していたが、MCのお笑いタレント・今田耕司(56)は「毎年3月は収まります。1月、2月でピーク迎えて」とバッサリ。これを聞いたあばれる君は顔中を汗だくにして、「自分はそうは思いません!」と持ちネタを披露。これにスタジオ中は爆笑していたが、あばれる君は「九尾の狐が世に出てきて、天下泰平。病気のない世の中、平和な世の中を願ったんじゃないのか、自分はそう思っています!」と力説していた。
しかし、このネタに視聴者からは、「あきらかなガセネタ語ってる。バラエティだからってまともな伝承が有る案件の異説をまことしやかに騙るもんじゃない」「相変わらず強引なこじつけ」「無理やり都市伝説に改名しろ」という呆れ声が飛び交っている。
「伝承によると、殺生石は九尾の狐を閉じ込めたものではなく、もともと討伐軍の攻撃により息絶えた九尾の狐が毒石に変化したもの。近づく人間や動物たちの命を奪うようになったため、南北朝時代、会津の元現寺を開いた玄翁和尚が殺生石を破壊。破壊された殺生石の破片が各地に飛散したと言われています。『やりすぎ都市伝説』はそもそもオカルト話を紹介する番組とはいえ、他のプレゼンターの話にはそれなりに整合性があるもの。しかし、あばれる君の今回の話は前提もめちゃくちゃな上、あまりに無理矢理すぎる展開だったため、厳しいツッコミの声が殺到したようです」(週刊誌記者)
そもそも某冒険バラエティの一件以来“ヤラセ”イメージが強いあばれる君だけに、その適当すぎる発言内容には多くの視聴者が呆れ返っていたようだ。