実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏(50)が25日、ビッグモーターの記者会見についての動画を自身のYouTubeチャンネルに投稿した。
ホリエモンはこの日、「巷で話題のビッグモーターの不正について解説をしたいと思います」と切り出し、ビッグモーターの謝罪会見の内容が、社長を含め幹部は不正には関与しておらず部下が勝手にやったことであると一貫して主張していたものであったと総括。そのうえで、「100人以上がやっていた不正を見抜けなかったことはあり得るはずもなく、仮にそうだったとしても検察に対しては通用しない言い訳であろう」「ゴルフボールで凹ませて保険金をだまし取って、それに何百人もの社員が関与していた完全な詐欺事件であるにもかかわらず知らなかったは道理が通らない」と社長の主張を一蹴した。
また、「捜査当局はなぜ捜査しないのか」と今回の事件が検察に放置されていることに疑問を呈したうえで、「テレビラジオで多くのCMを提供しているがゆえに、マスコミからも見過ごされてきたのはないか」という穿った見方がされてしまう可能性にも言及。さらに社長が辞任したことについても触れ、「非上場の同族企業なので社長を辞めたところで痛くも痒くもない。社長が院政を引いているのと同じ」との持論を展開した。最後に、「この記者会見で幕引きは有り得ないであろう」という結論づけた今回の動画に対して、「これで捕まらないのはまじでおかしいと思います」「これが裁かれないって、日本に絶望」など多くの賛同コメントが寄せられていた。
ライブドア事件を通じて多くの知識と経験を得た堀江の言動には並々ならぬ説得力があるようだ。堀江や多くのフォロワーが望んでいるように、捜査当局のメスが入ることはあるのだろうか。