9月6日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が、視聴者を見事に騙したとして話題になっている。

この日、番組は3週間ぶりの放送。番組の詳細は明かされておらず、予告では、MCのダウンタウンが静かに涙する様子のみが流れるという意味深なものになっていた。

しかし、蓋を開けるとまず放送されたのは、「100万円争奪金網デスマッチ」という、芸人4人が集まり金網に閉じ込められた状態で、100万円の入ったボールを持って金網を上って脱出した1名のみがその100万円をゲットできるという、涙とはほど遠いゲーム。

そのゲームは60分の番組の中で40分ほど放送。この時点で、視聴者は予告通りではないと混乱。ネット上からは、「泣いた?」「何で泣かすねん」「こっからどうやって泣くんや」という声が聞かれていた。

「いつも穿った目線の大物芸人であるダウンタウンが涙するのはよっぽどのこと。ネット上からは、番組とも親交が深く、今年3月に亡くなったフードファイターの菅原初代さん(享年59)の企画ではないかといった予想も聞かれていました」(芸能記者)

しかし、プレゼンターとして登場したのは、本番組にはほとんど出演経験のないロンドンブーツ1号2号の田村淳(49)。珍しさからスタジオがざわつく中、淳が発表した説は「伴戦CMでダウンタウンがガッツリ泣いたら流石に視聴率爆上がり説」というものだった。

「ダウンタウンの号泣CMはそれ単体でネットニュースで話題になるほどで、企画は大成功。番組ではダウンタウンにくわえ、パネラーたちも目薬を使って神妙な表情を浮かべて涙を浮かべていました。浜田雅功(60)はこの説に『なんやねん、それ!』とツッコミを入れていましたが、淳は視聴者からの『うそつき』といった罵詈雑言が出た場合、『そのあたりは僕が全部引き受けます』と宣言していました」(同)

とはいえ、怒るような視聴者はほとんどおらず、ネット上からは、「まんまとハマったわw」「なるほど、やられた」「まーた騙された」といった面白がる声がほとんどだった。

なお、番組プロデューサーの藤井健太郎氏(43)の公式X(旧ツイッター)によると、「お騒がせしました。尚、視聴率はいつも通りっぽいです」とのこと。淳はXで「全てのクレームはこちらへ」と投稿していたが、返信欄は好意的な声で占められていた。