左から、“ヴィクトリア”をモチーフにした「ほろ苦いアンディーブと林檎 ロースハムのサバイヨングラタン」。ほろ苦い野菜のアンディーブと甘酸っぱい林檎という少し異色の組み合わせを、卵のまろやかさを感じるサバイヨンソースがうまくまとめています。

右は、“ディミータ”をモチーフにした「大地の恵み 旬菜ロースト クリスタルソルト添え」。ディミータがギリシャ神話では大地の生産をつかさどる女神であることから着想を得ています。ホクホクしたサツマイモ、ビーツ、ロマネスコなど、目にも鮮やかです。

グレーのストウブ鍋に入っているのは、“ランパスキャット”をモチーフにした「クリーミーでカオスな竹炭マッシュポテト」。ランパスキャットの白とグレーを表現しています。

その隣は、“マキャヴィティ”をモチーフにした「若鶏の悪魔風」。フランス料理のひとつ、プーレ・ソーテ・ア・ラ・ディアブルを参考に、マスタードと唐辛子を効かせた刺激的ない一品です。

キャラクターではなく、キャッツの舞台である“都会のゴミ捨て場”をイメージし、いろいろな食材を組み込んだ「SDGs ゴミ捨て場のおから蒟蒻ミート ごちゃ混ぜトマト煮込み」。

“都会のゴミ捨て場”をメニュー名につけるのはチャレンジングだと思うのに、キャッツの世界観をうまく表しているところに脱帽です。ストリングスホテル名古屋ならではのセンスを感じました。

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