2月13日(火)、東京都内にて日本美容フリーランス協会が「美容フリーランスアカデミー」メディア向け説明会を実施した。

日本美容フリーランス協会は、美容師、理容師、アイリスト、ネイリスト、メイクアップアーティストなど、美容・ウェルネス業界で活躍するフリーランスが安心して働けるように様々な支援を行なっている一般社団法人だ。

美容フリーランスアカデミーは、フリーランスで活動するために必要な知識を学ぶ場として立ち上げられ、今年3月より開催されることとなっている。

説明会に登壇した日本美容フリーランス協会の石原一樹理事長(写真、左から2番目の人物)は、「必要な知識を持たずに開業するケースが見られる。フリーランスになってから学べる機会があることが重要。そうした課題を解決し、フリーランスとして安心して働ける人材の育成に寄与できれば」と、今回のアカデミー開設の意義を説明した。

アカデミーの特徴としては、「分野に特化した講師」「対面授業」「卒業後も活動をサポート」という3つの要素があるという。

講師陣は、フリーランスとして活動する上で必要な「集客」「ブランディング」「仕入れ」「会計」といった各分野のスペシャリストが授業を行ない、必要な知識が身につけられるようになっている。

説明会では、アカデミーの応援企業として「GO TODAY SHAiRE SALON」と「会計バンク」の紹介も行なわれた。

GO TODAY SHAiRE SALONは全国にシェアサロンを展開していて、アプリも活用し、フリーランスのビューティシャン向けのプラットフォームを構築している。今後はGO TODAY SHAiRE SALONで働くビューティシャンがアカデミーで講師として活動することもあるとのことだった。

会計バンクは、フリーランスや個人事業向けの会計サービスを展開していて、スマホ一つで請求書の作成や、確定申告ができる「スマホインボイスFinFin」や「スマホ会計FinFin」で知られる。会計バンクはアカデミーでは、会計知識が学べる授業の企画を担当するとのことだった。

確定申告の基礎がわかるセミナーも

今回の説明会は2部制となっていて、第2部ではアカデミーの受講予定者と受講検討者を対象とした会計セミナーが実施された。

スモールビジネスに強い税理士である、天野大氏が講師を務め、「確定申告ってなに?」「もうけってどうやって計算するの?」という基本的なところから確定申告について解説。

青色申告の税制面でのメリットや、インボイス制度の概要、インボイスでの救済ルール的な「2割特例」などについての紹介が行なわれた。

会計セミナーの最後は、参加者からの質疑応答で締めくくられたが、アシスタントへ給料の支払い方法や、自宅を仕事場として使う場合の経費の考え方など、参加者からは熱心にいくつも質問が投げかけられていた。

美容フリーランスアカデミーの開講日は3月11日(月)〜5月27日(月)で、合計6回の授業が実施される。開催場所は渋谷で、受講料は税込35000円。