店内は、昔ながらのドイツの居酒屋スタイルをモダンにアレンジしたすっきりとした空間。

ザクセンハウゼンのリンゴ酒居酒屋はテーブルのサイズが大きく、相席も当たり前。和気あいあいとした雰囲気で、隣合った人とすぐに仲良くなれます。

席についたらまずは名物のリンゴ酒を注文。リンゴ酒は「ベンベル」と呼ばれる藍色の模様が描かれた素焼きのピッチャーに入って登場し、「ゲリプテス」と呼ばれるダイヤ模様のグラスで飲むのが特徴です。

一見するとリンゴジュースのようでお酒には見えませんね。リンゴ酒はそのまま飲むとややクセがあるので、炭酸水を混ぜて飲むのもポピュラーです。

リンゴ酒とともにいただきたいのが、フランクフルト名物の「グリューネ・ゾーセ」と呼ばれるグリーンソースを使った料理。

グリューネ・ゾーセは、パセリやクレソン、アサツキなど7種類のハーブを使ったソースで、フランクフルトで生まれた文豪ゲーテも大好物だったそうです。

ゆで卵やじゃがいも、肉料理などと一緒に食べるのが一般的で、「Daheim im Lorsbacher Thal」のおすすめは豚肉のカツレツ「シュニッツェル」。

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