2012年に長崎で開催された夜景サミットで、モナコは香港、長崎とともに「世界三大夜景」のひとつに選ばれました。

モナコの夜景が特別なわけは、山と海に囲まれた狭い範囲に無数の高層ビルが集まっているから。ヨーロッパでこれほど多くの高層ビルが一堂に会する光景がほかにあるでしょうか。

なかでも高台から見るモナコの夜景は格別。フランスから日帰りで訪れる人も多いモナコですが、せっかくモナコに行くなら、「地中海の宝石」の異名にふさわしい夜景をひと目見てみたいものです。

・今なお色あせないグレース・ケリーの面影

死後35年以上を経てなお人々を惹きつけてやまないのが、「20世紀最大のシンデレラストーリー」といわれたグレース・ケリーの存在です。

ハリウッド女優として人気絶頂にあった1956年、女優業を引退し、モナコ大公レニエ3世と世紀の結婚式を挙げたグレース・ケリー。1982年、自動車事故により52歳の若さで帰らぬ人となった後も、その面影は人々の心にしっかりと刻まれています。

グレース・ケリーが眠っているのが、旧市街に建つモナコ大聖堂。ここは、グレース・ケリーがレニエ3世との結婚式を挙げた場所であり、彼女の葬儀が行われた場でもありました。

大聖堂のほかにも、大公宮殿やバラ園、日本庭園などモナコにはグレース公妃ゆかりの場所がたくさん残っています。モナコを訪れたら、今なお色あせないグレース・ケリーゆかりの地をたずね歩いてはいかがでしょうか。

世界で2番目に小さいミニ国家でありながら、個性的な魅力に富んだ国・モナコ。グレース・ケリーのように気品あふれるこの国は、大人のリゾートステイにぴったりです。

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