多くのイギリスの家庭では、大掃除や衣替え時に『チャリティー行きバッグ』を用意し、小さくなった子供服、行き場のないお土産、模様替えで不要になったカーテンなども捨てることなく、チャリティー・ショップに寄付されています。

自分が賛同する団体のショップへ寄付する人もいれば、単に自宅近くの持ち込みやすいショップに寄付する人など様々。時より街角に寄付品の回収ボックスもあります。

地域によっては住宅のポストに慈善団体の寄付品回収用のビニール袋が投函されることがあります。袋には団体名や入れてもらいたい寄付品、回収の期日などが記載されており、袋に寄付品を入れ期日に家の外に出しておけば回収されるという仕組みが出来上がっています。

不用品を寄付することと、チャリティー・ショップで買い物をすることは、慈善活動の盛んなイギリスにおいて、誰もが最も気軽にできる慈善活動なのです。

・とんでもないお宝発見?

イギリスでは『チャリティー・ショップで数ポンドで買った指輪が数万ポンドの価値の本物のダイヤだった』『チャリティー・ショップで買ったお土産品だと思っていた器が18世紀の中国の骨董品だった』などというニュースが時より飛び込んできます。

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