とろみのついたスープは、フカヒレとカニ、しいたけのダシがきいた滋味あふれる一品。地元の人はこれにさまざまな薬味や調味料をたくさん混ぜていましたが、なにも加えなくても十分深く優しい味わいです。

むしろ、あれこれ加えるよりも、何も足さずに素材の旨みを楽しむほうが日本人好みではないでしょうか。

日本でフカヒレスープといえば、高級店を除いてほぐしたフカヒレが申し訳程度に入っている程度ですが、和盛豊(フアセンホン)のフカヒレスープは、1000円でも小さめにカットされたフカヒレやカニの身がゴロゴロと入っています。

予想以上のフカヒレの量。一度にこんなにたくさんのフカヒレが食べられるなんて、なんという贅沢なのでしょう。高級店で出される姿似に比べると食感にやや物足りなさもありますが、かすかに「コリッ」としたフカヒレ独特の食感が楽しめます。

フカヒレで有名な和盛豊(フアセンホン)ですが、餃子や焼売、春巻きやきまきといった天心にも定評があります。

エビの水餃子は、モチモチの皮のなかにプリプリのジューシーなエビが入ってとっても美味。できたての天心やチャーハンなどの一品料理とともに、自慢のフカヒレスープを堪能しましょう。

食堂風の庶民的なレストランで、高級食材を味わう・・・日本ではちょっとハードルの高いフカヒレも、バンコクでは肩ひじ張らず、お得に楽しめますよ。

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