創業者のふるさとであり、創業の地であるドレスデンに戻って来られたことはクロイツカムにとって非常に意味のあることで、ドレスデンの人々もクロイツカムの再来を喜んだそうです。
現在、クロイツカムのドレスデンの店舗は、ショッピングセンターの「アルトマルクト・ギャラリー」内に。
ショッピングセンター内ということでこぢんまりとしてはいるものの、クラシカルなシャンデリアや東洋趣味の絵画などで彩られた店舗からは、往時の優雅な雰囲気が垣間見えます。
ドイツのバウムクーヘンは、生地の密度が高くずっしりとしているのが特徴。伝統的なレシピを守って作られるクロイツカムのバウムクーヘンは、バニラ風味の生地にほんのりスパイスがきいています。
カフェでいただくバウムクーヘンは、「バウムクーヘン・シャイベ」と呼ばれる薄い削ぎ切りで出されるのがお約束。日本ではあまり馴染みのない切り方ですが、こうすることで口当たりがソフトになり、ずっしりとしたドイツのバウムクーヘンでも重さを感じさせません。
クロイツカムのバウムクーヘンには、砂糖でコーティングされたものと、チョコレートでコーティングされたものの2種類があります。
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