建物をじっくりと眺めてみると、一見すると質実剛健でも、細部に美を宿すイスラム建築の真髄が感じられることでしょう。
敷地内の庭からは、新旧の町並みが隣り合うバクーならではのユニークな風景も楽しんでください。
バクー旧市街では、迷路のような路地をあてもなく歩いてみるのも楽しいもの。
アゼルバイジャンはコーカサス唯一のイスラム教国ではありますが、その風景はやはり典型的な中東の町並みとは違っています。
砂漠色の建物外壁や幾何学模様の彫刻、モスクのミナレット(尖塔)や、絨毯、チャイやトルココーヒーのグラスといった土産物はイスラム文化を強く感じさせますが、その一方で、アールヌーヴォー風の外壁やドアの装飾、張り出したバルコニーなどは、むしろヨーロッパ文化を感じさせます。
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