仮想通貨リップル(XRP)を開発した米リップル社が10月に開催予定の大型カンファレンス、スウェル(Swell)の場で、元米大統領ビル・クリントン氏が基調講演を行うことを同社が発表した。

スウェルは昨年よりリップル社が開催している会議で、ブロックチェーン関連の政策や技術分野のグローバルリーダーが集まり、どのように社会全体に役立てることができるかを議論する場だ。今年はリップル本社の拠点である米カリフォルニア州サンフランシスコで開催される。

リップル社は、クリントン元大統領が在任期間中に「インターネットの急速な成長と普及の時期にユーザーを助け」、「デジタルデバイド」を克服するために世界中のコミュニティに新技術をもたらすプログラムを確立した」と功績を讃えている。

リップル社の取締役会メンバーであるジーン・スパーリング氏は、クリントン元大統領とオバマ元大統領の在任期間中にアメリカの国家経済会議の委員長として働いた経歴がある。

昨年のリップル社主催のスウェル会議には、元連邦準備制度理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏や、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の考案者でインターネットの礎を築いたティム・バーナーズ=リー氏などが登壇している。